宿命と運命の違いってなに?
はじめに
「宿命」と「運命」という言葉は、多くの方が聞いたことがあるでしょう。でも、この2つの違いをはっきり説明できる方は少ないかもしれません。
宿命とは「生まれ持った地図」
宿命とは、あなたの命式のことです。命式とは、生まれた瞬間の天の気とも言えます。あなたの魂の課題を含んだものとも言えるでしょう。
命式は四柱(誕生した年・月・日・時間)から導き出されます。それには、その人の「性質・強みや弱み・親との関係・この人生を生きていくためのあなたの特質など」のデーターが写し出されます。
生まれながらに持っているあなたの人生の地図ですので、宿命は変えられないという特質があります。ゲームで言うならば、あなたのキャラクター設定のようなものです。
運命とは「人生でどう生きていくかの流れ」
運命は、人生の流れ、人生の運気のバイオリズムとも言えるものです。中国式四柱推命では、大運は干支で、10年ごとで一区切りを表し、年運は1年ごとに変わります。大運と年運を合わせて、行運と呼ぶこともあります。
運命(大運・年運)は、命式とともに導き出され、性別や生まれた場所なども考慮して計算されます。
命式は一生同じですが、運命を表す表は、毎年変わります。そこから、仕事、金運、健康、出会いなどのよい時期、悪い時期の概要が分かります。予め分かっているので、その通りにはならないように気を付けることができます。
運命は、自分の運気を知った上で、意識と行動でコントロールすることができます。
あなたの心構えで、人生の舵を切ることができると言うことです。これからの心構えが決まれば、運気に左右されない生き方ができるのです。
宿命を知り、運命を活かすのが中国式四柱推命
中国式四柱推命の本質は「当てること」ではなく、自分自身のこと、宿命を深く理解し、運命にどう活かすかをまなぶことにあります。
自分の地図を知ることで、迷いを減らし、流れに乗ることができます。
それが、より自由で豊かな生き方への第一歩になるのです。