AIの進化と中国式四柱推命

AI時代をイメージしたコンピューターチップの画像 格局・命式

最近のAIの進化は目まぐるしく、
イーロン・マスク氏も、
これから多くの仕事が
AIに置き換わっていく時代になる、と語っています。


AIの進化によって起こること

運転手、工場の仕事、事務作業、画像診断、弁護士、不動産関係、
レジ打ち、電話オペレーター、翻訳、外科医までも、
AI化が進むと言われています。

実際、AIの進化は本当にすごいと思います。

文章を書き、
画像を作り、検索をし、
大量の情報を一瞬で間違いなく処理できる。

しかも、
年々その精度は高くなっています。

だからこそ、「人間の仕事はなくなるのではないか」と
不安になる人も多いと思います。そう感じるのも無理はありません。

それでは、中国式四柱推命の鑑定という世界はどうだろうと、
考えてみました。
最後まで、“人間だからこそできる仕事”
として残るのではないか、と思います。


命式は単純なパターンでは読めない

私は今でも学びの途中です。
長く学んでいても、
格局判断が難しい命式があります。

命式というものは、
単純な暗記や、単純なパターンでは
読めない世界なのだと、
学ぶほどに感じます。

四柱推命を習い始めのときには、五行相生、五行相剋を学びます。
五行がじゃんけんみたいに勝ったり負けたりする関係性のことです。
(勝つ・負けるとは言いませんが、…)

例えば、「土は金を生じる
これは基本の五行関係です。

けれど、土が多すぎれば、
金は埋もれてしまいます。

同じ「土生金」でも、
命式全体のバランスによって、
意味がまったく変わってしまうのです。

また、「金は木を剋す」と言っても、
その木が、大木なのか、草なのか、花なのかによっても違う。

さらに、金の状態によっても変わります。

繊細な宝石のような金なのか、
斧のような強い金なのか。
同じ金でも、性質が違うのです。

だから、
単純に
金剋木だから…
だけでは鑑定はできません。

むしろ、
木によって金が粉々に砕かれてしまう場合もあります。


水が悪いとは限らない

また、
金にとって水は、
エネルギーを漏らす存在とも言われます。

でも、命式によっては、
その水によって
金が洗われ、輝きを増し、
生き生きとする場合もあります。

汚れたままの金属より、
きれいに磨かれた金属の方が
美しいように。

つまり、
五行は単純な「良い・悪い」
では分からない関係性なのです。

そこには、
命式全体の空気感や、
流れや、温度があります。


命式には“気”の流れがある

また、天干同士は、
隣り合うことで、強く影響を与え合います。
そのため、離れている天干同士では、
直接作用しにくい場合もあります。

逆に、遠く離れていても、
命式全体の流れによって、
大きな意味を持つ場合もあります。

これは、教科書の一行だけでは
説明や判断ができません。

だからこそ、
命式を見る人間側にも、
感覚や経験が必要になります。

私はここに、
中国式四柱推命の面白さと奥深さがあると感じています。


人生は白黒だけではない

私はいつも思います。

この世の中は、
白か黒か、YESかNOか、
だけでは成り立っていないと。

むしろ、ほとんどがグレイゾーンの中にあるとも言えます。
グレイゾーンがあるからこそ、うまく回っていることの方が
多いのではないでしょうか。

人間関係も、仕事も、運命もそうです。

一見悪く見えることが、
後から人生を変える宝になることもあります。

逆に、
良いと思っていたことが、
自分を苦しめることもあります。

だから、命式を読むときも、
単純な決めつけではなく、
「この人は今、
どういう流れの中にいるのか」
「この命式は、
どんな輝き方をするのか」

そこを見る必要があると思っています。


AIにはできない部分

AIは、
大量の情報処理は得意です。

ですが、
命式の“空気”を読むこと。

その人の雰囲気。

言葉の奥にある感情。

人生の流れ。

そういう、
数値化できないものを感じながら
立体的に読む作業は、
やはり人間だからこそできる部分が
大きいのではないかと思います。

もちろん、
AIはこれからも発展するでしょう。

便利にもなるでしょう。

けれど、
人の感性、
人の温度、
人の直感、
そして、
長年積み重ねた経験。

それらを使う世界は、簡単にはなくならないでしょう。

むしろ、
これからの時代ほど、
人の感性や直感、命式を立体的に感じ取る力、

そして、
そこから生まれる
クリエイティブな読みや創造性が、

大切になっていく気がしています。


今、学んでいる方へ

だから今、
中国式四柱推命を学んでいる方には、

ぜひ、
この人間でしか味わえない奥深い世界を
楽しみながら学んでいってほしいなと思います。

命式を読む力は、
単なる暗記ではありません。

人を見る力。
流れを見る力。
気を見る力。

そして、
人生を立体的に感じ取る力。

それは、
AIには決してできない、
とてもクリエイティブで、
魅力的な世界なのです。