四柱推命では、
- 木・火・土・金・水の「五行」
- 甲乙丙丁などの「十干」
- 子丑寅卯などの「十二支」
を使って命式を読み解いていきます。
十干は、もともと五行そのものを表しています。
甲乙は木 丙丁は火 戊己は土 庚辛は金 壬癸は水
天に流れる純粋な気として存在しています。
それでは、十二支に五行が当てはめられているのはどうしてなのでしょうか。
その理由について考えていきましょう。
十二支に五行が割り当てられている理由
十二支はもともと、季節、時間、自然界の流れを表していました。
たとえば、
- 寅卯 → 春
- 巳午 → 夏
- 申酉 → 秋
- 亥子 → 冬
です。
古代中国では、
季節にはそれぞれ違う「気」があると考えました。
古代中国では、季節ごとに異なる気が流れていると考えていました。
春は、草木が芽吹く 上へ伸びる 広がる
という動きをします。
この動きを「木の気」と呼びました。
だから、
春を表す寅と卯には、
木の五行が配当されています。
夏は熱く広がるので「火」。
秋は実り、引き締まるので「金」。
冬は静かに蓄えるので「水」。
自然界の流れの中に、
木火土金水の気を見出していったのです。
つまり、
先に十二支があって、
あとからその季節の特徴を五行で説明したのです。
だから十二支と五行は、
別々のものを無理につなげたというより、
「季節の特徴を五行という言葉で表した」という感覚に近いのだと思います。
四柱推命は、
単なる占いではなく、
- 季節
- 自然
- 時間
- 人の心
- 生き方
を一つの流れとして見ていく学問でもあります。
天干に見える気と、地支に隠れている気
命式を見る時、
天干は「外に見えている気」を表します。
その人が社会の中で出しやすい性質や、
表面に現れやすいエネルギーです。
たとえば、
- 丙なら明るさ
- 庚なら強さ
- 癸なら繊細さ
など、
比較的わかりやすく表面に現れます。
それに対して地支は、
内側にある気や、土台となる気を表しています。
地支の中には「蔵干」と呼ばれる隠れた干があり、
そこにその人の本質や無意識、深い部分が眠っています。
人は表面だけではできていません。
明るく見える人でも、
内側には不安や優しさを抱えていることがあります。
逆に静かに見える人でも、
芯には強い火のような情熱を持っている場合があります。
四柱推命では、
- 天干=見えている気
- 地支=隠れている気
の両方を見ることで、
その人を立体的に理解していきます。
だからこそ命式は奥深く、
表面だけでは分からない人間の魅力や本質が見えてくるのです。
人間というものは複雑で、見た目だけでは分からないいろいろな面を持っているとつくづく思います。
ご自分の命式を天干と地支の両方から見てみると、
まだ気づいていなかった自分の一面が見えてくるかもしれません。

