五行十干 火の特徴

陰陽五行説

丙(ひのえ)は太陽

丙は「太陽」を象徴します。

🌞 丙の長所

  • 太陽のように明るく元気
  • 誰にでも平等で、心が広い
  • 大らかで陰湿さがない
  • 情熱的で感情表現が豊か
  • 周囲を温かく包み込む雰囲気
  • 嘘や偽りがなく、公明正大

🌥 丙の短所

  • 興味が次々変わり、飽きっぽい
  • 一つに集中するのが苦手
  • 強い火が多いと「暑苦しい・お節介」に見えることも
  • 感情が激しく出やすい(怒りを含む火の性質)
  • 心臓に注意(火=心の五行)
  • 冬生まれの丙は「隠れ太陽」になり、暗さや弱さが出る場合も
  • 早合点、結論を急ぎ失敗しやすい

丁(ひのと)は人工の火

丁は、ろうそくや溶鉱炉など「人のそばにある火」です。

🕯 丁の長所

  • ろうそくの火のように、静かで優しい
  • 身近な人を温かく照らす
  • 優雅で上品、礼儀正しい
  • 細やかな気遣いができる
  • インテリで繊細
  • 人の相談に親身に向き合い助けようとする

※ 丁は「火の強さ」によってタイプが大きく変わる

🔥 丁の短所

  • 強い丁は、溶鉱炉の炎のように激しい
    → 一度火がつくと止まらない
    → 衝動的な行動をしてしまう
  • 弱い丁は、儚さや陰気さが出やすい
  • 迷いや不安を抱えても外に出さず、胸にしまいがち
  • 心の灯が揺らぎやすく、精神的に疲れやすい面も

丙と丁の違い

同じ「火」でも性質は大きく異なります。

丙(ひのえ)丁(ひのと)
昼の太陽夜の灯り
大きく明るい、開放的静かで繊細、陰影がある
隠しごとが苦手表と内面が違うことがある
感情が外に出やすい内側で準備・計画を練るタイプ

丙は「日の当たる場所の火」
丁は「暗闇の中の火」
というように、火の役割と光の質がまったく違うのです。