秋分の日 エネルギーが降り注ぐ

中国式四柱推命

【秋分の光の中で眠るくう(手前)とみこ(奥) 調和:陰と陽がぴったり溶け合っている】

今日は、秋分の日です。春分の日、夏至、冬至と並んで、宇宙からのエネルギーが大きく降り注ぐ特別な日です。
昼と夜が同じ長さで、今日を境に夜の時間が徐々に長くなっていきます。

彼岸花がちらちらと咲き始め、季節は過ごしずつ冬へと向かいます。
夜空の月が冴え冴えと澄み渡り、人々の心を惹きつける、そんな一日。

秋分のエネルギーと中国式四柱推命

🍃 秋分とは「陰陽の均衡」地点

節入り時刻が関係しますので、正確には、16:20以降に秋分の日となります。
それまでは、二十四節気15番目の白露です。
皆さんもご存じ秋分は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日

これは東洋思想でいう「陰陽のバランス」がちょうど釣り合うときを意味します。
陽(昼)の世界から、陰(夜)の世界へとエネルギーが切り替わる節目です。

陰陽のはざまにある日

秋分の日は、陰と陽が交差する、いわば「境界線」に当たる日です。

だからこそ、感情の迷いや揺れがリセットされやすくなります。
宇宙のリズムに合わせて、外向きの心を内側に戻し、再び新しい気分で生まれ変わるのにぴったりのときです。

内側にベクトルを向けるというのは、自分の心、内なる声に耳を澄ませ、波動を整えることです。

秋生まれの人は

秋生まれは、8月の節入り日~11月の節入り日前までに生まれた方たち。

この季節は、五行で言う「金」が最も強い時期です。
日干で言えば、庚(かのえ)・辛(かのと)がまさに、金の性質を持つ人です。

特に庚は、鉄鉱石から形作られた刃物や鋏などを表します。
すぱっと物事を区切る力、白黒はっきりさせるエネルギーを持っています。

調和とバランスを生きるとき

陰陽のどちらにも強く引っ張られる秋分のエネルギー。
その真ん中に立ち、両方を理解し、つなげていくことが大切となります。
陰と陽のつながりについては、こちらの『陰陽一対』のページでもご紹介しています。

陰だけでも、陽だけでも世界は成り立たない

そんなことを静かに教えてくれる節目の日です。

今日の朝ドラ「あんぱん」では、やないたかしが、悪役を作ればもっと調和が取れることに気付き、突然、ばいきんまんを登場させました。
ばいきんまんは、調和を取るため。

きれいなものに目を向けがちな今だからこそ、
汚いもの・目にしたくないものにも目を向ける勇気が、自分を成長させるのではないかと感じました。
そこには、風の時代の調和とバランスを生きるヒントが隠されている気がしました。

秋分以降は「陰」が強まる

今日を境にして、エネルギーは陰の気が強まります。
気持ちは外向きから内向きへ。
広げるのではなく整えて、落ち着かせる方向に向かっていきます。

けれども、「静かに過ごす」とは、何もしないことではありません。
それは、自分の生活や心に丁寧に向き合う時間です。
・私は今、本当は何をしたいのか?
・あの人との関係を、このまま続けたいのか?
・今所属している場所で、無理はしていないか?
・周囲の目や期待に、自分を合わせすぎてはいないだろうか?

そんな問いと向き合いながら、心の中の「本当の流れ」に乗っていく。
それが、秋分以降の生き方です。

秋分のときの過ごし方

内側を見つめると、不思議と「お部屋を整えたくなる」のが秋分。

自分の一部である家や部屋は、気の流れの通り道です。
滞りがあっては、自分の本質にもアクセスできません。

〇気になっているお部屋の整理
〇お気に入りのものに囲まれる空間作り
〇模様替えで、季節のエネルギーに合わせる

⭐ゆったりと、心地よい空間を整えてくださいね。

手放すだけでなく、受け取ることも大切に

秋は「収穫のとき」。

春から夏へと頑張ってきた自分を、
誰よりも一番見ていたのは、自分自身です。

自分にごほうびをあげてください。
それが、一番の素敵な秋の実りです⭐