大運とは何か
大運は「行運(こううん)」の一つで、
10年ごとに巡る最も影響力の大きい運気を指します。
人生の流れ・環境の変化・社会的な役割など、
大きな転換点を読むときに欠かせないのが大運です。
大運の順運と逆運とは
大運には
順運と逆運の2種類があります。
順運とは
十干・十二支が順番通りに進む巡り方です。
季節の流れに沿って進むのが特徴です。
逆運とは
十干・十二支が逆の順番で進む巡り方です。
季節とは反対方向に巡ります。
順運・逆運に「良い・悪い」はありません。
ただし、命式との相性によっては
「順運なら良かった」「逆運の方が合っていた」
という差が出ることがあります。
順運・逆運の決まり方
順運か逆運かは、
性別と年柱天干の陰陽で決まります。
男性の場合
- 年柱天干が 陽(甲・丙・戊・庚・壬) → 順運
- 年柱天干が 陰(乙・丁・己・辛・癸) → 逆運
女性の場合
- 年柱天干が 陽(甲・丙・戊・庚・壬) → 逆運
- 年柱天干が 陰(乙・丁・己・辛・癸) → 順運
順運と逆運の巡り方と命式例
順運の例(男性)
男性の命式
1972年10月9日11時1分生
時柱|日柱|月柱|年柱
戊 |癸 |庚 |壬
午 |酉 |戌 |子
- 年柱天干「壬」は陽干 → 順運
- 大運は「庚戌」から順に進む
- 大運の起点は月柱の干支
逆運の例(女性)
女性の命式
1939年1月3日1時15分生
時柱|日柱|月柱|年柱
丁 |庚 |甲 |戊
丑 |子 |子 |寅
- 年柱天干「戊」は陽干 → 女性のため逆運
- 大運は「甲子」から逆に進む
- 大運の起点は月柱の干支
立運とは何か
立運(りつうん)とは、
その人の大運が何歳から始まるかを示す期間です。
立運は
- 生年月日
- 節入り日(四柱推命における月の始まり)
から算出され、
0歳〜9歳の間に設定されます。
生まれた直後の運気は親の影響が強いため、
実際の人生運を見るときは
第1運からが本運と考えます。
立運の求め方
順運の場合
誕生日から 次の節入り日までの日数を数え、
3で割る。
逆運の場合
誕生日から 前の節入り日までの日数を数え、
3で割る。
立運の例(順運)
1972年10月9日生
- 次の節入り日:11月7日(立冬)
- 10月9日 → 11月7日:30日
- 30 ÷ 3 = 10
→ 立運10年
→ 0歳〜9歳が立運期間
立運の例(逆運)
1939年1月3日生
- 前の節入り日:12月8日(霜降)
- 1月3日 → 12月8日:27日
- 27 ÷ 3 = 9
→ 立運9年
→ 0歳〜8歳が立運期間


