通変星 印星(いんせい)

通変星

通変星の印星を意味する事柄は何でしょうか。印星についての説明をします。

通変星|印星とは何を表す星か

通変星の「印星(いんせい)」は、
日干(自分)を生じて助ける星です。

印星は
頭脳・思考・学び・理解力を象徴し、
自分の努力とは別のところから
知恵や支えを与えてくれる通変星です。


印星とはどんな通変星か

印星は、
比劫(自分)から見て「生じてくれる相手」
にあたる通変星です。

通変星の流れで見ると

比劫 → 食傷 → 財星 → 官星 → 印星

つまり、印星は
比劫から見て4番目の通変星になります。


五行別・印星の対応

比劫が木 → 印星は水
比劫が火 → 印星は木
比劫が土 → 印星は火
比劫が金 → 印星は土
比劫が水 → 印星は金


印星が表すもの

印星は
日干を 他動的に助ける星 です。

そのため

  • 学び
  • 知識
  • 情報
  • 教え
  • 保護

といった意味を持ちます。

また、印星は
親の星 でもあり、
父母・目上の人・上司・教師などを表します。


印星のよい表れ方

印星が喜神の場合

印星がよい面として表れると、
向上心や研究心が自然に育ちます。

  • 学ぶ意欲が高い
  • 専門知識や技術が身につく
  • 思考が整理されている

その結果
目上の人や上司、父母、教師などから
助言や援助を受けやすくなり、運気が開ける
傾向があります。

会社では

  • 上司の目に留まり
  • 引き立てられ
  • 昇進・昇格につながる

といった形で表れることもあります。

また
よく考え、思慮深く行動できるため、
落ち着いた判断ができます。

女性にとっては
印星は 仕事の星 にも当たり、
専門職・知的分野で力を発揮しやすい傾向があります。


印星の悪い表れ方

印星が忌神の場合

印星が忌神として働くと、
特に 日干が強い命式 では
その強さをさらに助長してしまいます。

その結果

  • 自分のことばかり考える
  • 自己中心的になりやすい

といった傾向が出やすくなります。

女性の場合
結婚縁がまとまりにくい
と読むこともあります。

また

  • 思考が偏る
  • 自分に都合のよいことばかり考える
  • 自分の考えに固執する

といった状態になりやすく、
周囲のアドバイスを
受け入れられなくなることもあります。

さらに

  • 人に頼りすぎる
  • 依存心が強くなる
  • 他力本願的な思考になる

という形で表れる場合もあります。

偏見や狭い価値観にとらわれ、
世間との調和が取れなくなり、
引きこもりがちになるケースも見られます。


まとめ|印星は「学びと支え」の星

  • 印星は日干を助ける星
  • 知識・学び・思考力を表す
  • 喜神なら知恵として活きる
  • 忌神なら依存や偏りになりやすい

印星もまた
多いか少ないかではなく、喜神か忌神か
が大切です。

印星は
上手に使えば、
人生を支える 知恵の土台 になります。