二十四節気 大暑

二十四節気
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うだるような暑さの中、人々は知恵と感性で、自然の中に涼を求めました。

夏の食養生も抜かりはありません。

二十四節気 大暑(たいしょ)

二十四節気12番目の 「大暑」 7月22日~8月6日です。次は8月7日の「立秋」です。

容赦なく太陽が照り付け、大地からは陽炎がゆらゆらと立ち昇り、うだるような暑さが続くころです。

昔の人々は、軒先に風鈴を下げて音で涼を感じ、窓に葦簀(よしず)をかけて日差しを避け、夜には川に船を浮かべて風に当たる等、豊かな感性で自然の中に涼を見付ける納涼文化がありました。

元々は神様の通り道を清める打ち水も、江戸時代には涼を得るために行われるようになったと言います。

土用ウナギなどの食養生も、猛暑を乗り切るための習わしです。

七十二候

初候

桐始結花  きり、はじめてはなをむすぶ 桐が天に向かって花を咲かせ、卵型の実を付けるころです。神聖な木とされる桐は、日本政府の紋章にも使用されている 

次候

土潤溽暑  つち、うるおうてむしあつし  熱気がまとわりつき、蒸し暑さが増すころ 草木は太陽の光をめいっぱい浴び、パワーを蓄えるがごとく、濃い緑に色付く

末候

大雨時行  たいう、ときどきにふる  夏は時に激しい雨が襲ってくる むくむくと入道雲が湧き上がると夕立のサイン 暑さが流され、ひとときの清涼をもたらす

旬の物

食材

  • ウニ
  • ウナギ
  • スイカ
  • エダマメ
  • 大葉
  • スズキ
  • イサキ

風物詩・習わし

  • 天神祭り 菅原道真の命日にちなんだ縁日で、大阪天満宮が有名