【中国式四柱推命の鑑定方法】
◆日本式四柱推命と中国式四柱推命との違い◆
中国式四柱推命では、生まれた時刻(あるいは、時間帯)が不明だと詳しい鑑定はできません。
- 四柱推命とは、次の4つの柱を使って導き出します。
- ①生まれた年 ②生まれた月 ③生まれた日 ④生まれた時間(分は不明でも可)
- 3つの柱での鑑定ですと、不正確な結果になりますので、ご了承ください。
◆運気について 命式 大運 年運◆
中国式四柱推命での運気は、その人が生まれながらに持つ命式(八字、五行バランス)と大運(5年毎)、年運(毎年)を中心に見ることができます。季節や月運を見ることもあります。
命式は、生誕年日時で決まりますので、生まれながらに持っている運を表します。つまり、先天運と呼ばれるものです。
大運や年運は生まれながらに持っているバイオリズムのようなもので後天運に当たります。
命式の運気が良い方、悪い方は確かにいます。
命式の運気が良くなくても、大運や年運の流れが良い方もいます。
◆運気を見るには◆
命式ではあなたの先天運を、大運と年運ではあなたの後天運を見ます。
毎年の五行十干により、あなたの五行のバランスが変化します。その変化をとらえ、その変化がどのような影響を及ぼすのかを見ていき、それをお伝え致します。
◆運気を知って人生に生かす◆
全ては今世持って生まれてきたご自分の気質や運気、そして、自分自身ということになります。「自分は一体、何者なのか?」と、自分を知ることのできるツールとなります。
運気を単に良い悪いと決めるのではなく、その運気を持っている自分をどう生かすかを考えてください。運気とは、トランプで言うと切り札はどこで使うのかのように、客観的に自分を知り生かすことができるものです。命式の運気を含めて運気を知れば、自分の長所も短所も総合的にとらえて、安心感と自信を持って生きていくことができます。
ここでお伝えしたいことは運気の良し悪しは、あくまでも人と比べられるものではなくて、全て自分の中にあると言うことです。
そして、「良いときには良いことが、悪いときには悪いことが起きる」ような単純なものではありません。
また、良し悪しの波の高低も人によって様々です。私の今までの鑑定をされた方のデータから感じることは、運気のバイオリズムは良いときと良くないときの比率は1:3位です。つまり、良いときは1/3程度ですし、良し悪しと言うのは自分の主観が決めることです。
1/3しか良いときがないと嘆くこともできますし、1/3も良いときがあると感謝することもできます。残りの2/3のときには、悪いことが起きる訳ではありませんし、特に何も起きないときもあります。運気の波に乗っているときには、それが良きことなのか、悪しきことなのかは分かりません。
◆バランスを取りながら生きる◆
「人生は山あり、谷あり」 「人生万事塞翁が馬」
運気のよいときにすごくよいことがあったら、調子に乗りすぎてしまって次の悪い運気のときにはがっかりしてやる気がなくなってしまうかもしれません。
あるいは、運気が悪く嫌な出来事が続くときに、今は、余り運がよくないときだから、落ち着いて自分のやるべきことを丁寧に行って過ごそうと思って、次の運気に備えることができます。
つまり、人生とは四柱推命の考え方であるバランスが大切です。良いことも悪いこともあってこそが人生そのものです。ニュートラル、バランスこそが揺るぎないものだと思っています。
中国式四柱推命によって、賢く生きていただきたいです。自分の人生を無駄にしないためにも。
◆格局と喜神、忌神を判断する ここが、最も重要となります
運気を出すためには、あなたの命式の五行のバランスが欠かせません。
- それを元にして、身強の内格、身弱の内格、従格(バランスが取れない特別な格)かを判断する
- そこから、あなたの五行のバランスを助ける喜神、あなたの五行のバランスを崩す忌神を判断する
※従格の方は、違った見方をする
※命式とは、生年月日時から導き出されたあなたの五行の強弱やバランスを表したもの