中国式四柱推命での格局判断が難しい
中国式四柱推命では格局判断が難しいときが多々あります。ここを間違うと、喜神、忌神全てが間違った結果になり運命も真逆になってしまいます。
日干の五行十干や隣り合う五行十干の組み合わせによって、格局判断が分かりにくい命式がありますが、格局判断は中国式四柱推命の醍醐味とも言えます。
今日は、格局判断が分かりにくい例として、「埋金」「沈金」をあげたいと思います。
埋金(まいきん)の命式
「埋金」と言う言葉を、聞いたことがある方も多いかと思います。沈む金 つまり、金「庚・辛」の日干が埋もれると言うことです。金を埋めるのは、もちろん土「戊・己」です。
①土「戊・己」が日干金「庚・辛」の隣(月干か時干)にある命式
②その場合、日干と比べて土「戊・己」が強い命式
☆日干金と、隣り合う土の強さや全体とのバランスを見て、慎重に判断をします。
格局判断には気を付けましょう。
埋金の喜神、忌神は何でしょう
「埋金」は身弱の内格になります。
普通、身弱の内格の喜神は、印星と比劫です。
埋金の場合は、日干が金、印星が土です。印多身弱と同様に、印星が強いと、日干が持ちこたえられません。金が埋もれてしまうので、印星は忌神になります。
比劫はもっと強めたいので、喜神になります。そして、もう1つの喜神は、喜神比劫に負担をかける印星を剋する財星になります。
これは基本ですが、天干の干関係も考慮する必要があります。
ご自身の格局判断でお困りの方は、ぜひ、ご相談ください。
次回は「沈金」について、説明します。