四柱推命でよく使われる共通の用語
中国式四柱推命と日本式四柱推命は、鑑定方法は少し違いますが、共通して使われる言葉がたくさんあります。ここでは、これから何度も登場する基本用語をまとめました。
命式(めいしき)
四柱推命で占うとき、一番最初に作成する「運命の表」のようなものです。
命式がないと鑑定はできません。
四柱推命では、生まれた
- 年
- 月
- 日
- 時刻
をもとに、4つの柱(年柱・月柱・日柱・時柱)を作ります。
● 天干(てんかん)
柱の上段の部分を指します。
ここには「五行十干」が入ります。
● 地支(ちし)
柱の下段の部分を指します。
ここには十二支(と、十二支を五行に変換したもの)が記されます。
※日本式ではこれを「蔵干(ぞうかん)」と呼びます。
● 男命・女命
男性の命式を男命、女性の命式を女命と呼び、運気の巡り方が反対になります。
命式は、その人が生まれ持った先天的な運勢(性質・気質・人生のベース)を表します。
行運(こううん)とは?
行運とは、**その後の人生で巡る“運気の波”**のことを言います。
行運には次の4つがあります。
- 大運(たいうん)…10年ごとの運気
- 年運(ねんうん)…1年ごとの運気
- 月運(つきうん)…1か月ごとの運気
- 日運(にちうん)…1日の運気
命式が「生まれ持った宿命」なら、
行運は「後天的に巡る運気=人生のバイオリズム」。
良いとき・悪い時の波があり、
人が「運がいい・悪い」と感じるのは、この行運の影響によるものです。
行運を知っておくと、
運気に沿った過ごし方や計画ができ、人生の見通しが立てやすくなります。
大運と年運はどう使うの?
四柱推命で運勢を見るときは、
- まず大運(10年の流れ)で大きな人生の方向性を見る
- 次に年運(その年の具体的なテーマ)を重ねて読む
という順番で鑑定します。
大運はゆっくりとした大きな流れ。
年運は、その10年の中でどの位置にいるのかをピンポイントで照らしてくれるものです。


