「当たる?」「当たらない?」
そんなふうに思われがちな占いですが、実はもっと深い意味があると私は思っています。
人生って、地図のない旅のようなものです。日々を暮らしていく中で、進む方向が分からなくなったとき、迷子になったような気持ちになることってありますよね。
そんなときに、占いは、そっと道を照らしてくれる“灯り”のような存在になることがあります。
私自身、自分の命式(生まれ持った性質)を初めて知ったとき、「なるほど、これが私なんだ」って、肩の力がふっと抜けたのを覚えています。性質や運命的にもやもやしていた部分が、どうしてかが分かり、自分の特性だと知ることができました。そして、自分を受け入れられ、心が軽くなって安心できました。
占いは、星占いや血液型、手相や顔相、オーラ診断、タロット占い等いろいろあります。その位、誰でも自分を知りたい、または相手を知りたいと思っているのだと感じます。その中で私が学び続けているのが「四柱推命(しちゅうすいめい)」です。名前だけ見ると、ちょっと堅そうなイメージがしますが、実はとても自然に寄り添った占いなんです。
四柱推命は、「木・火・土・金・水」という自然界の五つのエレメントをベースに、生まれた年・月・日・時間の4つの柱から、その人の性質や人生の流れを読み解いていきます。
さらに十二支(干支)も組み合わせて、かなり細やかに見ていけるんです。
中国では四千年以上の歴史があり、最初は文字すらなく、口伝で伝えられてきた深い学問です。もし信じられる価値がなければ、これほど長く愛されてはこなかったと思います。
占いって、未来を言い当てるためだけじゃなく、「どう生きていきたいか」「自分ってどんな人なのか」を知るためのヒントにもなります。
私がこの四柱推命を通してお伝えしたいのは、“自分をもっと好きになること”“人生の舵を自分で取っていくこと”。
少しでも誰かの背中をそっと押せたら…そんな思いで、日々この仕事をしています。