食傷(しょくしょう)についての考察

通変星

〜表現する力〜

四柱推命で言う「食傷(しょくしょう)」とは、自分から洩れるエネルギーを表す星です。言い換えれば、自分が生み出すもの、自分の“子ども”のような存在、自分の分身とも言えるかもしれません。

生み出すもの=表現するもの
手で何かを作る、口で話す、身振りで伝える等、表現の手段は様々です。たとえば鉛筆、筆、包丁、楽器、道具等を使って表すことも含まれます。

つまり、食傷の星を多く持っている人は、表現力に優れた人とも言えるでしょう。自分の内面や想いを、人に伝えるのが得意なタイプです。

この「食傷」については、以前の記事「食傷(しょくしょう)」https://lemongrass-kn.com/syoku/でも詳しくご紹介しています。


喜神・忌神から見る食傷の意味

私はその方の命式を元に、「喜神(きしん)」と「忌神(いむかみ)」を判断し、運勢を占っています。(詳しくはこちら → 喜神と忌神https://lemongrass-kn.com/kisinimukami/

食傷が喜神の場合
食傷が喜神の人は、豊かな表現力を持ち、自分を表すことに長けています。発信力、創造性、自己表現のスキルが人生の助けになるでしょう。

食傷が忌神の場合
以前は、「あまり良くないもの」としてとらえていましたが、最近では少しずつ見方が変わってきました。たとえば、極端な場合には「先走りすぎる」「お節介が過ぎる」「口は災いの元」などのネガティブな面が出ることは確かにあります。

しかし、忌神であっても、食傷は自分から生まれる“個性”の一部と思うようになりました。使い方によっては、良い面が表れることもあるのでは?と考えられる点が多々感じられるからです。


四柱推命も“しなやかに”変化していく

これからは、柔軟性・融通性・しなやかさが求められる時代に変化します。それに合わせて、四柱推命のとらえ方も、もっと自由で、自然体になっていいのではないかと思います。

「喜神は善、忌神は悪」と一概に決めつけるのではなく、基本を押さえつつも、現代の流れに合わせて見方を広げていくことで、四柱推命をもっと自由に人生に活かせるのではないでしょうか。