財星について

四柱推命の基本
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通変星 財星について

通変星の財星がたくさんある人は、お金に縁があるのでしょうか?財星がたくさんあっても、身弱の内格で財星がたくさんある人、従財格(財星が従神)の人とでは、喜神、忌神が違うために、命式の見方が違っています。

ただ、財星が多いからと言う理由だけでは、お金に縁があるとは言えません。

日本式四柱推命占いでは、男性が財星をたくさん持っていると、女性にもてるとか、女性に縁があるとも言われます。

財星がたくさんあっても、お金にも財にも縁がない人もいます。

財星って、どういう通変星でしょう?

財星は、比劫から見たときに、比劫が剋す通変星です。順番に言うと、比劫→食傷→財星 となり、比劫から見て2番目の通変星に当たります。

比劫が木の人 → 財星は土

比劫が火の人 → 財星は金

比劫が土の人 → 財星は水 

比劫が金の人 → 財星は木

比劫が水の人 → 財星は火

財星が多いとは

自分(比劫)が剋す相手(財星)だとしたら、財星が多かったら、財に関することが多いと思う方もいることでしょう。ただ、比劫とその星(財星)との関係が、自分にとってどのような影響をもたらすかで、財星の意味が変わってきます。

財星が喜神であれば、命式に財星にいい影響があります。また、喜神財星運の行運が巡れば、財星に関するよい事柄が一般的には起こります。

財星が忌神であったならば、財星が命式にたくさんあれば、その悪い影響を受けやすくなります。忌神財星が巡ってきても同様です。

喜神財星と忌神財星

喜神が財星の表れ方

偏財の場合は、マネジメント能力があり、金銭感覚に優れています。

対人関係では社交的で、相手に進んで働きかけることができます。

お金をため込むよりも、使って動かすことができるために、営業、金融業、販売業、経営等に向いています。

正財の場合は、偏財よりもこつこつタイプで、几帳面で、真面目です。また、経済観念がしっかりしていて、無駄にお金を使いません。

そのために、地道で堅実な仕事に付きます。芸能人にはいないタイプです。

銀行員、公務員、司法書士、通訳等に向いています。

喜神正財がある方は、金銭面で充実している傾向があります。

また、喜神財星の行運でも、金銭面でよい運気が巡ってくると考えてもよいでしょう。

男性の場合には、恋愛運、結婚運がよい傾向にあります。

忌神が財星の表れ方

忌神が財星になる方は、身弱の命式の人になります。比劫が弱くて財星が多いので、財多身弱(ざいたみじゃく)とも言われます。比劫がざ弱いと言うことで、意志が弱く決断もできにくいタイプです。

財星の通変星は、比劫である自分が剋す星になります。つまり、自分が弱すぎて、財や人を上手く使えないと言うことになります。そのために、忌神の財星が多い人は、財に恵まれるどころが、縁に薄い傾向にあると考えた方がよさそうです。

また、一獲千金を狙って、ギャンブルに手を出してよくないお金の使い方をする場合もあるので、注意をしましょう。

男性の場合には、恋愛、結婚運がよくない場合もあります。女性に振り回されないように気を付けた方がよさそうです。