同じ「土」の五行に属する戊と己。
戊は陽の土、己は陰の土。
同じ土でも、その姿はずいぶん違います。四柱推命の十干では、
同じ土でも、その性質はずいぶん違います。
戊(つちのえ)― 大きな山や大地
戊は「陽の土」。
どっしりとそびえる山や、広大な大地のようなイメージです。
簡単には動かず、安定感があり、周囲から頼られる存在。
一度決めたことを簡単には変えない、芯の強さも持っています。
その一方で、頑固になったり、変化への対応に時間がかかったりすることもあります。
山が長い年月をかけて形づくられるように、
戊の人も、時間をかけて経験を積むほど、その存在感や力を発揮していきます。
己(つちのと)― 畑や田園の土
己は「陰の土」。
植物を育てる畑や田んぼのような、やわらかな土のイメージです。
いろいろなものを受け入れ、育て、形にしていく力があります。
周囲の状況をよく見ながら対応することができ、
人を支えたり、細やかに世話をしたりすることも得意です。
ただし、いろいろなものを抱え込みすぎると、
考えすぎたり、気持ちの整理がつかなくなったりすることもあります。
畑の土が、手をかけることで豊かになっていくように、
己も経験や知識を少しずつ蓄えながら、自分の中で育てていく性質を持っています。
同じ「土」でも、こんなに違う
戊は、動かずにそこにある大きな山。
己は、さまざまなものを受け入れて育てる畑。
同じ「土」のエネルギーでも、
陽と陰によって、その表れ方はこんなにも違います。
四柱推命では、こうした十干それぞれの性質を知ることで、
その人が持って生まれた本質を、より深く読み解いていきます。

