五行十干 火の特徴

陰陽五行説
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五行十干について説明をしたいと思います。木の次の五行火を表す丙(ひのえ)陽干と丁(ひのと)陰干です。

丙(ひのえ)は太陽を表します

丙は太陽です。

丙の長所

太陽は明るく輝き誰にでも平等に降り注ぎますから、心が広く小さいことにはこだわらず明るく元気な方が多いです。陰湿なところがなく、大らかです。公明正大で嘘や偽りもないところが持ち味です。周りの人を温かく包み込む雰囲気があります。

情熱的で、感情が豊かです。

丙の短所

太陽は1日中動いています。(のように、目に写ります。)丙の人は、いろいろなことに興味を持ち、どちらかと言うと飽きっぽいため、興味が次々と変わります。お天気やと言う言葉があるように1つのことに集中して取り組むことが苦手です。

夏の季節の太陽の方は、月令を得ていますので、大変暑いです。この太陽が、命式内に2つ以上あった場合には(地支にも火がある)、周りの人には大変うっとおしい印象を与え、しばしばお節介なところもあります。また、水とは太極にある火の五行は、怒りを内包していますので、怒りっぽい方もいます。感情表現が豊かで、長所にも短所にもなります。火は心臓を表しますので、心臓の病気には注意してください。

逆に、冬の日差しが弱い太陽で、「隠れ太陽」と言った少し暗い印象を持つ方もいます。

早合点でせっかちなところがあったり、じっくりと考えずに結論を急いで失敗することもあるので気を付けましょう。

丁(ひのと)は人工的な火を表します ロウソク 溶鉱炉の炎

丁の長所

ロウソクの火が静かに燃えて、部屋の空間を照らすように、身近な人に温かい愛情を持ちます。丁はその量により、大きくタイプが違います。弱い丁の場合には、優しく儚げなロウソクの様です。とても可愛らしく大人しいイメージで、紳士淑女に見えます。普段は静かで穏やかです。

繊細でインテリで礼儀正しく、人に対して細やかな心配りができます。知り合いの相談に親身になって相談に応じて助けてあげようといます。

丁の短所

しかし、強い丁のタイプの方は溶鉱炉の火のように猛烈で激しさがあり、突然すごいことをしてしまう場合もあります。溶鉱炉は何千度にもなり鉄をも溶かしますから、その炎と勢いは相当なものです。情熱的で一度火が付くと止まりません。

それとは正反対である弱々しい丁は、陰気なイメージもあります。思っていることは素直に表現しないしません。また、灯がいつ消えるかも知れないという気持ちから、見た目では分からない不安がある場合もあります。

丙と丁の違いは

丙は昼間、丁は暗いとき、主に夜に人を明るくしますので、同じ火の五行でも正反対な気質を持ちます。丙は、開けっ広げで気持ちを隠すことができません。内緒にはできずに、すぐにばれてしまうこともあります。

丁は、見かけと内面は違うことがあります。一見静かに見えても、密かに用意周到に段取りをして時期を待つ人もいます。